【教室便り】桜井教室:
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一期一会

今回の偉人伝シリーズは、千利休さんについて簡単にご紹介致します。
千利休といえば・・・そう、「お茶」ですね。
元々は堺の商人でした。織田信長、豊臣秀吉という2人の偉人に仕え、茶道千家流の始祖となった"茶聖"千利休。最後は、何と豊臣秀吉に切腹を命じられ自害しました。利休が公式に開いた最後の茶会の客はあの徳川家康だったそうです。
千利休に関する有名な言葉といえば・・・そう、「一期一会(いちごいちえ)」ですね。
一期一会
茶会に臨む際には、その機会は二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いであるということを心得て、亭主・客ともに互いに誠意を尽くす心構えを意味します。要するに、「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう」ということです。
これは、多くの方がご存知でしょう。
しかし、これは一期一会の意味の半分でしかありません。
実は、もう一つの意味があります。それは・・・
「これからも何度でも会うことはあるだろうが、もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさい」と戒める言葉でもあるそうです。
「二度と会えないかもしれない」
これで最後と思うと、声掛けの仕方も変わってきます。
叱ったとしてもそのままにせずに、しっかりとフォローができる。
未来ありきの今ではなくて、過去を引きずったままの今でもなくて、しっかりと今の瞬間を大事に生きる。
これは、茶道だけでなく多くの場面で心がけるべき大切な心構えだと思います。
普段の何気ないコミュニケーションから声掛け一つ一つを大切に・・・我々はそう思っています。
KECゼミナールの講師は、目標に向かって努力する皆さんを応援しています!
では、次回の偉人伝シリーズに乞うご期待☆
