合格体験記
奈良学園登美ヶ丘中学校
合格体験記
奈良学園登美ヶ丘中学校(Ⅱ類)/智辯学園奈良カレッジ中学部(S選抜クラス) 合格
「華麗なる中学受験」
泉谷 望さん
題名にある「華麗なる」は勉強の合間の休憩時間にいつも聞いていた音楽からとりました。しかし、私の受験体験は初めから全てが華麗なるものではありませんでした。その一部を記します。
入塾したころは問題がなかなか解けなくて、自分に腹が立ちながらも先生に教えてもらうことで、だんだんと解ける問題が増えてきました。
しかし、成績はクラスの中で上げることができず、悔しくてたまりませんでした。このままではダメだと自分に言い聞かせ、5年生の夏期講習のときにほぼ毎日自習室に通って勉強をしました。そのおかげで成績が少しずつ上がっていきました。家族にもほめてもらい、うれしくて勉強をするのが楽しくなりました。
ですが6年生になり急に勉強が難しくなってきて、テストの結果も悪いことが続きました。過去問の内容も難しくて解けない問題も多く、悔し涙を流すこともありました。ぼくが落ち込んでいるときにはKECの先生が優しく相談にのってくれたり、力強くはげましてくれたりしたことで、「またがんばろう」という気持ちがわいてきました。入試当日は緊張で手が震えるほどでしたが、志望校の会場前で先生からの最後の激励をもらい、「絶対にやりぬこう」という気持ちがわいてきました。つらいことも多かった中学受験ですが、この経験を通して学ぶことも多かったです。たくさん支えてくれた先生方に感謝でいっぱいです。
奈良学園登美ヶ丘中学校(II類)/智辯学園奈良カレッジ中学部(総合選抜クラス) 合格
「初志貫徹」
高井 健成さん
ぼくは、4年生の夏に本格的に受験をするために、個別からゼミナールに入りました。4年生と、5年生の初めのころでは、成績は良い方であり、何度か表彰状をもらっていました。しかし、5年生の夏の終わりぐらいから、勉強の内容も難しくなっていき、結果が出にくくなり、泣いてしまうこともありました。自分でも理由はわかっているのに、それを思うように直すことができず、そのことに対して、嫌になり、勉強が嫌になりました。
そのまま6年生の夏の受験強化特訓のリアル入試でも、結果が出ず中学受験をやめようか迷いました。しかし、そんな時期に、教室の先生が言っていた「初志貫徹」という言葉に心を動かされました。この時は、その時その時の結果にこだわり、受験に合格するという目標からそれていたため、実力テストや小テストの結果で一喜一憂せず合格できればいいと言い聞かせました。
そして、受験開始日、あまり緊張せず行けました。「自分はここまでがんばったんだ」と言い聞かせ入試を受けました。そして合格とわかった時、途中で諦めなくてよかったと思い、それと同時に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ぼくは、受験を通して「初志貫徹」、最初に決めたことをやり通す大切さを学びました。色々教えてくれた先生、友達、受験を支えてくれた家族、本当にありがとうございました。
奈良市立一条高等学校附属中学校/奈良学園登美ヶ丘中学校(Ⅱ類) 合格
「努力の数だけ実る」
西岡 実穂さん(奈良教育大学附属小学校)
私はKECに入塾した頃は、自分が受験するなんて考えておらず、勉強の時間より遊んでいる時間の方が長かったです。また、小学6年生になると実力テストが難しくなり、それまで苦手だった理科は余計にやりたくなくなりました。
そんなある時先生と話をして、「遊ぶ時間を短くして、勉強する時間をもっと増やさないといけない」と気づかされました。しかし、思っただけで行動に移すことはできていませんでした。 さらに受験が近づいてきたある日、先生にもう一度同じことを注意されました。ここでやっと自分は遊びをなくして、勉強する時間を増やすために自習室を使うようになりました。
赤本練習が始まってからは、宿題と赤本演習をするのに精一杯で、とても大変でした。でも、自分はできると信じて勉強を続けていきました。
そしていよいよ受験が始まりました。最初に受けた、奈良学園登美ヶ丘に合格することができましたが、その後に受けた本命の学校は合格できませんでした。 しかし、次の受験まで 少し期間があったので、悔しい気持ちを切り替えて、全力で一条中学校へ受かるための努力をしました。
試験本番ではできたという感覚がありましたが、合格発表が近づくにつれて、不安な気持ちでいっぱいになっていきました。 だから、合格できていたと分かった時にはとても嬉しかったです。
私のことを支えてくれた、家族や先生たちに感謝しかないです。
奈良市立一条高等学校附属中学校/奈良教育大学附属中学校/奈良学園登美ヶ丘中学校(Ⅱ類)/育英西中学校(立命館コース) 合格
「信じる」
猪岡 愛奈さん(明治小学校)
私はKECに入塾してすぐの頃は、授業の内容が簡単に感じられ、解き直しや質問をすることもありませんでした。授業がない日は学校の友達と遊んだり、家でゲームをしたりして、勉強はあまりしていませんでした。
しかし、ある時クラス替えでクラスが下がってしまい、友達がどんどん上のクラスへ上がっていくのを見て、焦りを感じるようになりました。自分も頑張って上のクラスに戻ろうとしましたが、勉強をサボっていた分、周りとの差を埋めることができませんでした。
そんな曖昧な気持ちのまま過ごしていましたが、受験が近づくにつれて、解き直しや間違えた問題の分析などをするようになっていきました。
6年の夏、先生に「本当に合格したいなら、リアル入試までの時間を必死で勉強しなきゃダメだ」と言われ、「このままじゃダメなんだ」と強く思うようになりました。そこからは「絶対に合格してやるんだ!」という気持ちで必死に勉強しました。その結果、リアル入試で合格することができました。しかし、合格点よりたった1点高いだけだったため、「このままでは本番の入試で合格できない」と感じ、その後は自習室をたくさん利用し、勉強量を増やしながら実力を高めていきました。
冬の勉強合宿では、夏の合宿とは比べものにならないくらい緊張しながら、リアル入試を受けました。合格発表の時は「ダメだったらどうしよう」と不安でいっぱいでしたが、自分の受験番号を見つけた時は本当に嬉しかったです。しかし、またしても合格点より1点高いだけでした。「まだ足りない」と感じ、それからは夜10時まで毎日自習室を利用し、さらに勉強を重ねました。
迎えた受験本番。緊張はしていましたが、自信もありました。しかし、結果は不合格。くじけそうになりましたが、先生たちからのメッセージカードを読み返し、「最後まで頑張ろう」と気持ちを奮い立たせました。すると、次の入試では無事に合格することができました。
そして、とうとう第一志望の受験の日がやってきました。これまで積み重ねてきた努力を信じ、全力で挑みました。結果は合格。その瞬間、嬉しくて飛び跳ねました。「頑張ってきたことは間違いじゃなかったんだ」と心から思いました。
私が合格をつかみ取ることができたのは、私を信じて応援し続けてくれた友達、先生、そして家族がいたからこそだと思います。本当にありがとうございました。
奈良女子大学附属中等教育学校/京都教育大学附属桃山中学校/奈良学園登美ヶ丘中学校(Ⅱ類)/近畿大学附属中学校(英数コース アドバンスト) 合格
「僕が得たもの」
S・Yさん
KEC八訓。「限界は設けない。自分は絶対できるんだと強く信じて取り組むこと。」これは僕の座右の銘だ。
受験会場。そこはもう戦場で心臓が破裂する程緊張した。試験中もいつもなら分かるはずなのに焦りが先行する。
しかし諦めない。心の中で八訓を唱え、落ち着かせる。すると、解き方が浮上し「分かる!分かる!」その波で調子が上がり、結果僕は第一志望への切符を手にした。
そもそも僕は一人で勉強するのが苦手なのだ。そんな僕がKECに出会ったのは必然だった。長時間の授業や日スク、年末の勉強合宿等、今思えばハードな3年間だったし辛く厳しい日々でもあった。リアル入試では、初めて涙も流した。自習室へ行くことも、過去問や解き直しも正直嫌になる日もたくさんあった。
しかしそれを乗り越えられたのは、いつも優しく時に厳しく親身になってくれる先生方や、共に励まし合ったり、時にはふざけ合ったり、楽しい時を過ごして切磋琢磨した仲間、そして常に傍で見守っていてくれた家族がいたからだ。感謝しても感謝しきれないくらい感謝している。僕を本気にさせてくれてありがとう。
僕が得たものは、合格通知だけではなく、そうしたかけがえのない経験だと思う。僕はまだ、スタートラインに立ったばかりで、これからが本番だと思っている。KECで得たものを胸に刻み、これからも自分らしく前に進み続けていきたい。
奈良市立一条高等学校附属中学校/奈良学園登美ヶ丘中学校(Ⅱ類) 合格
「千九十五 ピースのパズル」
石川 寛菜さん(明治小学校)
私は、KECに入塾した頃は全く勉強についていけず、宿題もあまり真剣に取り組まない状態でした。それでも私はふわふわしていて、まだどこかに「どこか受かるだろう」という甘い気持ちがありました。そんな気持ちで迎えた夏のリアル入試の結果は、不合格でした。それでも、「第1志望ではないからいいや」と開き直ってしまいました。赤本を解き始めたときも、まだふわふわしていたので、赤本のスケジュールにも追いつけませんでした。
そんな気持ちのまま10月に入り、学校の見学に行きました。そのとき、「ここに行きたい」と強く思いました。それからは自習室を利用する回数が増え、質問する量も増えました。その一方で、「本当に合格できるかな」という焦りが芽生えてきました。
夏とは違う気持ちで受けた合宿のリアル入試。その結果は、不合格でした。まるで崖から落ちたような気分でした。その後、先生にアドバイスをもらいに行きました。すると、「この点数じゃ、行きたい学校どころか滑り止めまで全部落ちる」と言われ、不安になりました。
そこから、死に物狂いで頑張りました。質問もたくさんし、ミスを減らすために分析をしました。そして迎えた受験本番。「今までやってきたことを信じてやってみよう」と思いました。不安もありましたが、合格できました。嬉しくて、我を忘れて叫んでしまいました。入塾したばかりの頃は、勉強についていけず全くできなかったのに、こうして合格できたのは、たくさんの人たちのおかげです。本当にありがとうございました。
後輩の皆さんへ。まだ「自分は本気になれていない」と感じている人もいるのではないでしょうか。それは、まだ本当に行きたい学校が見つかっていないからかもしれません。行きたい学校を見つけ、そこに向かって本気で努力すれば、必ず道は開けます。信じて頑張ってください。応援しています。