【王寺教室ブログ】2022年度王寺教室中3生へ

王寺教室の川畑です。

中3生のみなさん、
3/10はいよいよ、みなさんの高校入試もこれで最後となる「奈良県公立高校一般選抜入試」です。
最後の決戦に向けて、先生から最後のメッセージです。
いつも通り長いですが、最後まで読んでね。

少し、みなさんの中学校生活を振り返ってみましょう。

みなさんは、奇しくもコロナに翻弄された中学校3年間でした。
「コロナだったから~」ではなく「コロナだったけど~」
そう思いながら振り返ってみてください。


中学1年生。
入学式と同時に学校休校。
約2か月間も仲間と顔を合わせることなく、6月やっとのことで始まった中学校生活。
休む間もなく定期テストが行われました。
中学校のリズムと勉強のリズム、うまく整えるのはなかなか難しかったですね。

夏休み。少し短縮された学校も多く、本来の「楽しい中学生の夏休み」とは言えなかったかもしれません。
部活動も、活動内容や回数が制限されたり、行われるはずの大会や発表会がなかったりと、先輩たちに聞いていた部活動とは違ったかもしれません。

そして中学2年生。
進級すると学校の教科書改訂が行われました。
難化した教科書、特に英語の難化は想像以上でしたね。
定期テストの平均点も下がり、みなさん自身も「難しいな」と感じたのではなかったでしょうか。
コロナも少し落ち着いたかなと思えば、長期休みのたびに「第●波」という言葉がメディアを飛び交い、自由に行動できることも少なかったかもしれません。
そうこうしているうちに、高校入試に向けて、「志望校が~」「内申点が~」という話題が起こり始め、「勉強しないといけない」という意識と「そこに向き合いきれない自分」とのはざまで苦しんだ人もいましたね。
定期テストの勉強でいっぱいいっぱいだった人もいたかもしれません。
時には、保護者の方とぶつかり、大喧嘩したこともあったかもしれませんね。
けれどやってくる受験生としての一年。気持ちの整理がつかないまま受験生になった人もいましたね。

中学3年生。
頭ではわかっていた「受験生としての1年」でしたが、おそらく想像以上だったと思います。
多くの生徒が部活動の引退を迎える夏休み。
夏は受験の天王山。
重くのしかかる言葉に、一心不乱に勉強した夏でした。
多くの生徒が、「こんなに勉強したことはない」と言ったように、過去最高の努力量だったと思います。
迎えた秋の模擬試験では、多くの生徒が結果を残してくれました。
偏差値13upなどなど、最高の結果に少し油断も生じました。

冬・・・入試問題を解き始めて表情は一変します。
わかってはいたものの、入試問題の難易度、定期テストや模擬試験との違いに、めちゃくちゃ焦りましたね。
ほんまに合格できるんかな・・・
そんな心の声が漏れていた時期もありました。
泣きながら勉強したこともありましたね。
うまくいかないイライラをいろんな人にぶつけてしまったこともありましたね。
それでもやり切ったみなさんは、私立高校の合格を手に入れることができました。

そして今。
みなさんは最後の決戦の前です。
どうですか。ここまでの3年間の振り返り。
喜びも苦労も悲しさも楽しさも、いろんな場面が思い浮かんだのではないでしょうか。

でもその場面一つ一つ、どれをとってもみなさんは一人ではなかったはずです。
みなさんとともに頑張る仲間、そして応援してくれる家族、がいたでしょう。
そうです。
みなさんは一人で戦っていたのではない。
みんなで戦っていたのです。
たくさんの人の支えと応援が、みなさんをこのステージにまで押し上げてくれたのです。

さぁ、あとはみなさん自身が戦うだけです。

緊張しますね。
不安ですね。
でも大丈夫。
みなさんには、仲間が家族が、そしてKECの先生がついてます。
今日まで取り組んできたことに自信をもって戦ってきてください。
10年20年先にも続く自信がみなさんには育っているはずです。

今日までKECで一緒に頑張ってくれてありがとう。
3月16日 皆さんの喜びの一報を待っています!

KECゼミナール王寺教室 教室長 川畑賢嗣

KEC王寺教室

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