令和6年度(2023年度)の入試対策ポイント

適性検査Ⅰ(国語領域) 入試対策

1.一つひとつの動作・学習を「丁寧」に行う

読解問題については、先に述べたように「細かい気づき」がもとめられます。

よって、普段の学習では、「一つひとつの選択肢に対して、『この部分は○』『この部分は×』という書き込みをする」など、「細かく」「丁寧に」解くことを心がけましょう。

今年の傾向が続くとすれば、受験までの「習慣」が受験結果に直結することになります。

知識問題については「今後は出題されない」と言える段階ではないので、各分野の学習内容を「受験まで忘れない知識」として身につけましょう。

2.作文は「発想力」「正しく意味が伝わる一文を書く力」を磨く

「150字」「二段落指定」の作文は、「各段落二文程度(全体としては四文程度)」という書き方になります。

文の数が少ないため、「文同士の内容の重複がない」「その一文で確実に『伝えるべきこと』を伝える」ということが必要であります。

与えられた「型」に合わせた題名・作文内容を想定できる「発想力」を身につけるために様々な問題に取り組むと同時に、書く際には「一文の重み」を意識して書く習慣を持ちましょう。

適性検査Ⅱ(算数領域) 入試対策

幅広い単元から出題されるので、まずは基本的な内容を徹底的に押さえておく必要があります。

また、問題を解くのに必要な情報を素早く確認するために、マーキングしながら問題を解く習慣をつけておくことが重要です。

後半にも比較的易しい問題が出てくるため、日頃から時間配分を意識しながら問題を解くようにしましょう。

表現算数で学習する内容も出題されているので、算数の内容に限らず、表現算数の内容もきちんと勉強しておく必要があります。

教科書の内容だけでなく、受験算数の基本的な内容をきちんと定着させて入試問題にのぞむようにしましょう。

今後、記述の問題が増える可能性もあるので、きちんと対策をしておく必要があります。

適性検査Ⅱ(理科領域) 入試対策

今回問われた力として、

①基礎的な知識
②実験結果から現象が起こる理由を見つけ、それを応用する力
③資料やグラフを読み取り応用する力

の3点があげられます。

また、時間の使い方が重要になってくるので、知識問題や基本的な記述問題に関しては、早く正確に書くために反復練習が必要となります。

そのためにも、基本から標準レベルの問題の解き直しを徹底しておく必要があります。

また、現象の理由を聞かれるため、普段から「なぜこうなるのか」を考えながら問題を解く習慣も身につけておく必要があります。

適性検査Ⅰ(社会領域) 入試対策

社会科の基本的な知識や資料を読み取る力が求められます。

記号選択問題に関しては、どの部分が間違っているかのマーキングの徹底が必要です。

資料の読み取りは、資料から分かることを全てメモしたうえで、文章としてまとめる練習が効果的です。

記述問題(作文)が出題されることも想定されるため、学習した語句を自分の言葉で説明できるようにし、国内外のニュースに対して興味や関心を持ち、それに対して、自分の意見をまとめる練習を行うことが必要です。

面接(個人発表・グループディスカッション)対策

他の国公立中学校の面接と同じように、奈良市立一条高校附属中学校に入学してからの学習などに対する意欲や興味・関心などについて質問される傾向があります。

「なぜこの中学校に行きたいのか」や「中学校に入ってからどのようなことに取り組みたいのか」を事前にきちんと考えて準備しておく必要があります。

KECの一条高附中模試では、面接の試験において

「この学校で自分が頑張りたいことは何ですか。手を挙げて1分以内で答えてください。」

という内容で実施。

直前の対策でも、小学校のときに頑張ったことや中学校に入ってから頑張りたいことを話す練習を行いました。

学校が発表している「奈良市立一条高校附属中学校に来てほしい生徒」のとして、「個性をもちながら他者とつながり、協働して課題に取り組むことができる生徒」を挙げていることから、奈良市立一条高校附属中学校でも奈良女子大学附属中等教育学校と同じように、「仲間との協働」という観点で適性を見るためにグループディスカッションを行う可能性もあるので、グループディスカッションに向けての準備をしておくと安心です。

 

過去の入試対策ポイント

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