奈良学園中学校 令和5年度(2023年度)の入試対策ポイント
奈良学園中学校
令和5年度(2023年度)の入試対策ポイント
【国語】入試対策
1.時間配分に注意
小説の本文や、文章題の選択肢は特に字数が長いので、読むのに時間がかかることを予め想定しておきましょう。
2.「論旨把握意識」を持って論説文を読むことの習慣化
① 長い文章の攻略=段落単位での要旨の読み取り
長文に対しては「慣れ」が必要だが, むやみに長い文章を読んでも効果は薄いです。
段落単位できちんと「要旨」を読み取る「習慣」が重要となってきます。
②長い選択肢の攻略=選択肢を部分に分けて考える
選択肢問題に対しては、選択肢をいくつかの要素に切り分けて、それぞれの要素と問題文を比べましょう。
「選択肢が、問題文のどの部分に関係しているか?」さえ見つかれば、それほど迷わずに選べるものが多いです。
その点では「要旨を読み取る」という習慣ができている受験生にとっては、それほど難問とはなりません。
3.「自分の言葉」で表現する訓練
記述問題は自分で表現を工夫しなければならないレベルであり、普段から頭で理解したことを言葉で表す習慣を持つことが重要。
また、問題を解く練習だけでなく、授業中のしっかりした発言を積み重ねていくことで、長い記述問題でもきちんと自分の言葉で埋める力が身についていきます。
4.知識領域の反復学習
漢字、語句については難しめの問題が目立つため、日頃から問題演習を欠かさず行うことが重要。
漢字ガイダンスやSUCCESS・魔法のノート・季節講習テキストの知識ページ、実力テストの勉強など、日々の学習が入試に直結していることを忘れずに取り組むことが合格への道です。
【算数】入試対策
まずは、計算問題を確実に取ることができるように、上位校の入試問題レベルの計算を日頃から練習しましょう。
単位分数の差の利用や分配法則の利用などの工夫する計算をきちんと練習しておく必要があります。
また、年度や日程によって難易度にばらつきがあるので、どのような場合でもきちんと合格点を取るために、捨て問を確実に見極める力が必要です。
大問2の小問集合、大問6の規則性の後半の問題で難易度の高い問題が出されることが多いことを覚えておきましょう。
夏期講習・冬期講習の授業や日曜スクールで扱う問題は、奈良学園の算数の試験でもよく出題されているので、授業の問題をきちんと解けるようにしましょう。
また、難しい問題を解くためには基礎となる土台が必要なので、今のうちに5年生の表現算数の復習や解き直しを取り組んでおきましょう。
大問6の規則性に関する問題では粘り強く調べる力や情報をきちんと整理してまとめることができる力が必要です。
日頃の勉強でもきちんと調べる作業や条件を整理してまとめる作業を行うので、調べ方やまとめ方の練習を繰り返し行いましょう。
【理科】入試対策
長い問題文から問題を解くために必要な条件や、実験内容などを読み解く力が必要になります。
そのために、マーキングやメモなどをしながら問題を解く必要があります。
また、基本問題からかなり難易度の高い問題まで出されるため、問題を取捨選択する力が必要になってくるとともに、小学校で学習しない内容に対しても、問題を読んで対応する力が必要になってきます。
これらの力をつけるためにも、いろいろな問題を解き、自分にとってどの問題が難しいかを判断する練習をする必要があります。
【社会】入試対策
A・B日程共に漢字指定の問題が多いので、用語を漢字で正しく書くことが必要となります。
また、教科書や資料集に登場する資料も多く使われるので、資料と関連する内容をセットで理解することが重要。
都道府県名や地形名、日本国憲法の穴埋め問題は定番。
基礎的な内容から高難度の問題まで幅広く出されるため、教科書だけではなく様々な形式の問題をくり返し解き、知識や資料の読解力を付けることが必要です。
また、時事的な内容が出題されるので、新聞やテレビなどのニュースにも関心を持つことが重要です。