お知らせ
奈良県立国際中学校が2023年新規開校!
※2023年11月23日更新
2022年3月21日(月・祝)に奈良県文化会館にて、「奈良県立国際中学校 学校説明会」が実施されました。説明会には、13時30分~14時30分と、15時~16時の全2回開催され、各回ともに150名が参加。
また2022年7月17日(日)には奈良公園バスターミナル レクチャーホールにて、「奈良県立国際中学校 学校説明会」が実施され、10時~12時と、14時~16時の全2回開催し、各回250名が参加しました。
説明会では、奈良県立国際中学校のグランドデザイン、教育、募集方法などについて説明が行われました。
奈良県立国際中学校とは、どういった学校なのでしょうか?
説明会の情報をもとに奈良県立国際中学校についてご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
※本記事は、2022年3月21日・7月17日に開催された説明会
および奈良県教育委員会HPをもとに作成しております。
奈良県立国際中学校とは?
奈良県立国際中学校 概要
2023年4月に奈良県立国際中学校が、新しく開校。
併設型の中高一貫校で、学ぶ場所は奈良県立国際高等学校と同じ場所になります。
また奈良県立国際中学校に入学した生徒は、入学者選抜を受けずに、奈良県立国際高等学校へ進学することができます。
奈良県立国際高等学校
住所
〒631‐0008
奈良県奈良市二名町1944‐12
(学研奈良登美ヶ丘駅より徒歩約18分)
奈良県立国際中学校の使命
『ミライを創るのはわたしたち ~For a better and more peaceful world~(よりよい平和な世界のために)』
奈良県立国際中学校は、社会で起こっていることに目を向けて、色々な人と一緒に取り組む生徒(つまりグローバルな人材)を育てることを目指しています。
「グローバルな人材がとる行動」にもとづき、以下のような生徒を育てていくことを目標としています。
- 「なぜ?」を大切にして、自ら進んで学び、考え、表現する力をもつ生徒を育てる
- 文化や考えの違いを楽しみ、自分やまわりの人を大切にしながらつながる生徒を育てる
- 健やかな心と体で、失敗を恐れずチャレンジする生徒を育てる
奈良県立国際中学校を通じて育てたい力と生徒像
グローバルな人材を育てるために、「育てたい力」と「生徒像」は以下の通りです。
「心と体のバランスを大切にする」
①探求力:学んだことを活かして困りごとを解決する力、知識を活用し課題を解決する力
②協働力:協力・協働して互いに高め合う力
⓷挑戦力:試練を克服し前進する力
④創造力:新たなアイデアを生み出す力
⑤寛容さ:文化や考えの違いを大切にする力
⑥キャリアデザイン力:進路に向けて行動を起こす力
奈良県立国際中学校での学びについて
国際バカロレア(IB)を用いた学び
奈良県立国際中学校の一番の特徴となるのが、「国際バカロレアプログラム」を用いた学びです。
国際バカロレア(IB)の中のMYP(ミドル・イヤーズ・プログラム)を用いた学びを実施していく予定です。
※ 国際バカロレア(IB)、MYPとは?
IBとは世界共通の教育プログラム(カリキュラム)のこと。
国際バカロレアの中のディプロマ・プログラム(DP)は資格試験に合格すれば海外大学進学の資格にもなります。
MYPとは国際バカロレアの中のプログラムの一つ。
日本の中学校で学ぶ内容に値するカリキュラムです。
奈良県立国際中学校はこのMYPを2023年~2025年に試行し、2026年にMYP認定校となることを目指しています。
奈良県立国際中学校の授業科目
授業は一般的な中学校と同じ科目を実施していきますが、科目の名称が少し異なります。
<奈良県立国際中学校の授業科目>
- 言語と文学(=国語)
- 言語の習得(=英語)
- 個人と社会(=社会)
- 理科
- 数学
- 芸術
- 保健体育
- デザイン
MYP(ミドル・イヤーズ・プログラム)では、母語を大切にしています。
そのため全ての教科を英語で実施するわけではありません。
また教科書は一般の公立中学校と同じ教科書を用いますが、授業の進め方が異なります。
説明会では、すでにMYPを用いた学びを実施している学校の授業例が挙げられていました。
奈良県立国際中学校の一日
- 始業時間:8時35分。
- 1日7限が基本。1限45分。
- 終業時間:15時35分。
説明会では、授業時間割例が紹介されておりました。
奈良県立国際中学校では、給食の提供はなく、購買の利用が可能とのことでした。
部活動は、現在検討中とのことです。
奈良県立国際中学校が求める生徒像(アドミッションポリシー)
- 社会で起きていることに興味・関心をもち、知識を使って豊かな思考・表現ができる。
- 思いやりの心をもち、他の人との対話を楽しむことができる。
- 何事にも粘り強く取り組み、目標をもって学び続けようとしている。
奈良県立国際中学校では、上記の3つを学校が求める生徒像としています。
これらは奈良県立国際中学校が育てたい力や、国際バカロレアが掲げる「10の学習者像」を踏まえて定められました。
奈良県立国際高校の教育について
中学校卒業後の進学先となる奈良県立国際高校。
奈良県立国際高校では、以下の4つの柱で学びを深めていきます。
①ICT
一人一台iPadを使用。
自習時間、プレゼン、授業内で調べたり、宿題(オンライン上で提出)などiPadを用いて学習を進めています。
②グローバル探求
地球規模の課題について探究活動を実施していきます。
③英語
英語の授業は、ネイティブ教員による少人数、習熟度別、オールイングリッシュで実施。
週に約7時間も英語の授業が行われています。
④世界の言語
国際高校では、「中国語」「韓国語」「スペイン語」「フランス語」「ドイツ語」の5つの言語・文化を各8時間ずつ1年次に学習、2年で好きな語学を選ぶことができます。
令和6年度 奈良県立国際中学校の生徒募集(入試)について
※奈良県教育委員会HP「令和6年度奈良県立国際中学校 入学者選抜実施要項」を参考にしています。
奈良県立国際中学校
生徒募集概要
【募集人員】70名
【通学区域】奈良県内全域
【検査方法】適性検査1、適性検査2及び適性検査3
奈良県立国際中学校の入学者選抜の主な日程
入学願書等の出願 | 【窓口】1月22日(月)・1月23日(火)の午前9時から午後3時まで 【郵送】1月15日(月)~1月19日(金)まで ※1月19日の消印有効 |
適性検査の実施 | 第1日:1月27日(土) 第2日:1月28日(日) |
合格者の発表 | 2月1日(木) 奈良県立国際中学校のWebページおよび本人宛てに「入学者選抜結果通知書」を郵送 |
適性検査について
日程 | 検査等 | 時刻 |
---|---|---|
第1日 | 集合 | 9:00 |
点呼、諸注意、検査場への入場 | 9:00~9:40 | |
適性検査1(40分間) | 9:40~10:20 | |
休憩 | 10:20~10:40 | |
適性検査2(40分間) | 10:40~11:20 | |
第2日 | 集合 | 9:00 |
適性検査3 | 9:45~ |
※適性検査3については、出願者数により、受検者を2班に分け、班によって集合時刻・検査開始時刻を変更。
検査内容
<適性検査1>
主として言語や社会に関する内容とし、文章や資料(図表、地図、グラフ等)を読む力、自分の考えをまとめて言語で表現する力等をみます。(40分:100点満点)
<適性検査2>
主として自然や数理に関する内容とし、筋道立てて考える力、数理的に処理する力、観察や実験等から課題を解決していく力等をみます。(40分:100点満点)
<適性検査3>
個別面談形式で、日本語及び英語によるやり取りを行い、学ぶ意欲や、思考力、判断力、表現力等をみます。(7分程度:50点満点)
適性検査で出題される問題のほとんどが、字数が多い文章を読ませる形式のため、読解力が必要です。
記述式の問題が多いのも特徴です。
適性検査問題を解くために必要となる力は次の3つ。
- 『認識する』…問題の設定やテーマを把握し、情報・資料を読み取る。
- 『考える』…情報を整理し、論理的に考え、自ら解決方法を創造し、決定する。
- 『答える』…問題の条件を満たし、読み手に伝わるような答案を構成し、表現する。
受験生は、事前に適性検査の出題形式に慣れておかないと、本番で戸惑うことが予想されます。
奈良県立国際中学校
参考動画・資料
(参考:「(仮称)奈良県立国際中学校 学校説明会」動画 2022年3月28日公開)
(参考:「奈良県立国際中学校 学校説明会」動画 2022年7月29日公開)
(参考:令和5年度奈良県立国際中学校入学者選抜実施要項 2022年9月22日)
(資料引用:教育委員会 企画管理室/教育政策推進課「(仮称)奈良県立国際中学校の学校説明会について」2022年4月7日)
“国公立中学校を知ろう!”イベントを開催しました
イベントは終了しております
2023年9月2日、200名以上の方にご参加いただき大盛況だった“国公立中を知ろう!”イベント。当日は、奈良県立国際中学校 校長先生にもご登壇いただきました。
たくさんの方からご要望いただき、2024年3月末まで当日のイベント内容を動画にてご確認いただくことができるようにしています。
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