奈良女子大学附属中等教育学校
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H30年度・表現Ⅰの入試問題分析・出題傾向について
みなさん、こんにちは!
去る1月18日、奈良女子大附属中の入試が実施されました。
今回のブログでは「表現Ⅰ」について内容を紹介させていただきます!
(1)社会分野...問題:問1~問5
神戸にあった「国立移民収容所」とブラジルへの移民を乗せた「笠戸丸」の写真が紹介され、ブラジルに関係する地理の問題や、1930~40年代の移民政策に関する、当時の日本政府の対外政策などを問う問題が出題されました。
【トピック】
グラフ問題が2問出題されています。そのうち1問は、賛成意見と反対意見がグラフで表されていて、なぜそのような見解になっているのか理由を説明する問題が出されています。 一瞬、何を答えたらいいのか迷うかもしれませんが、問題をきちんと読むと答えが導き出せるようになっています。
(2)国語分野...問題:問1~問7(漢字=5問)
素材文は寺田寅彦(1878年- 1935年)『科学者とあたま』(昭和8年)。奈良女子大附属中としては珍しく「古め」の問題文ですが、内容は小学生にも十分理解できる内容になっています。2017年度入試の問題文と比べると、「やややさしかった」という印象があります。
【トピック】
問題文の字数が昨年度の7割強となっています。そして、注目すべき点は、漢字が小2~4の履修範囲からすべて出題されているということです。設問としては、やさしい問題とむずかしい問題が分かりやすい出題構成でした。
新小6生のみなさん、いかがでしたか?
次回は、表現Ⅱの内容を紹介したいと思います。お楽しみに!