今回は、シリーズものとして、中学生の学習方法について書いてみます。

▼教科書をまとめるのが大事なのか、問題演習が大事なのか

中学生の定期テスト前の授業を行ったり、

自習を見る中で、

自主学習方法をより効率的に、

かつ、自分に合ったやり方を身につけるためのヒントが必要かと感じましたので、

いくつか書いてみます。

まずはノートに要点まとめる派かどうかです。

結論から書きますと、

「ノートにまとめ直すことって意味ありますか？」

と質問したいです。

私個人の答えとしては、テスト1週間前までにまとめきるなら、まだ少しは意味があると思います。

テスト前日にまとめてる場合は、全く意味がないわけではないと思いますが、

理想を言えばひたすら問題演習をやっておきたいところです。

なぜなら、"まとめたら、その瞬間に覚えることができるのか？"　ということがポイントです。

やってみればわかりますが、まず無理です。（多少は覚えられますけどね）

私自身、中学生の時に「まとめる派」でしたが、

テスト前に時間が足りなくなるので、

まとめる作業をやめて、問題演習を何回もやり直すことにしたら、

合計勉強時間は減ったのに、点数あがりました。

▼まとめる派の意見

実際に生徒さんに聞いた結果、

まとめる派の意見は以下です。

・　１つのノートに全教科のテスト範囲をまとめると直前に見直しがしやすい

・　まとめる過程で覚えることができる

・　問題演習いきなりやる気にならないから

・　教科書やワークなどどこに問題の答えが書いているのか探すのがしんどいが、
１つにまとめておくと気づきやすい

なるほどです。

どれも、その生徒さんの普段の学習の様子などを見る限り、納得します。

ただし、

ここからがポイントです。

まとめる派をさらに分析してみましたが、

まとめる派の中でも定期テストで平均点以上を取る生徒さんに共通したポイントがありました。

単純にまとめるだけではなく、

学校や塾のワークを解いて、問題演習していること。

まとめるタイミングは、普段の授業の期間にやりきっていて、

1週間前には問題演習の準備ができていること。

です。

まとめることと、問題演習もやりきっている生徒さんは、

8割を切ることは少ない印象です。

▼高い学習成果を出すためには

最後にまとめますと、

まとめる派の中でも高い学習成果を出すためには、以下の3点がポイントです。

1、まとめるタイミングは、定期テスト1週間前まで

2、テスト1週間前には問題演習中心

3、まとめる作業に時間をかけすぎない

参考にしてみてください。

ただし、何度も書きますが、

私個人としては、「まとめることはお勧めしていません。」

また、続きをお楽しみに！

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