メッセージ
10年後のお子さまの姿を想像してみてください
小学校高学年のお子さまであれば、10年後にはちょうど就職活動に苦労している時期かもしれません。これまでの人生を問われる面接の場で、お子さまは何を語るのでしょうか。
中学生のお子さまは、新入社員や駆け出し社員として大忙しです。厳しい目標を前に苦しむことも多いでしょう。そんな中、彼らの支えとなるのは未来の目標だけでなく、過去の経験です。「あの時だって頑張れた!」と振り返るその経験は、一体どのようなものなのでしょうか。
高校生のお子さまは、そろそろ30歳。今の人生は幸せでしょうか、それとも後悔があるでしょうか。やり直すとしたら、いつ、どのようにやり直したいと思っているのでしょうか。
20年後のお子さまの姿を想像してみてください
小学生だった子どもたちも、既に今のお父さまやお母さまと変わらない立場になっています。自分の子どもをどう育てたらよいか、そんな悩みを抱えているかもしれません。そんなときに思い出すのが、「自分はどうやって育ってきたか」という思い出。30歳を超えた彼らに、何を思い出してほしいのでしょうか。
中学生や高校生だった子どもたちは、30代も半ばをすぎ、会社の中でも重要な立場に立っているかもしれません。反抗期の子どもの対応に悩んでいるかもしれません。そんな子どもたちが久しぶりに会った友達と昔話に花を咲かせる...。彼らの心の思い出として残っているのは、どのような体験なのでしょうか。
10年・20年後のご自身の姿を想像してみてください。
手のかかる存在だった子どもたちも、立派な社会人として成長しています。あの頃は目の前の大きな関心だった「受験」も、終わってみればもう遥か昔のこと。成人したわが子を見ながら、自分が親として与えられた経験を思い出すとしたら、何を思い出すのでしょう。「あのときのお父さんやお母さんに本当に感謝しています」と語る子どもの言葉の中身は、どんな内容なのでしょうか。
20年後の"未来のお父さん・お母さん"に向けて、今私たちに贈ることができるプレゼントはどんなものでしょうか。
もしも時間を取り戻せるとしたら、20年後のお子さまは、お父さま・お母さまに何を語りかけるのでしょうか。
「時間を戻せるならやり直したいこと」「時間を戻しても必ずまたしたいこと」それはもちろん、人によってさまざまだとは思いますが、誰にでも共通することがあるとすれば「本物の自信をつけること」だとケーイーシーは思います。自分を支えてくれるのは、友人や両親だけではありません。自分を支えてくれる最良のパートナーは「過去の頑張った自分」です。どんな辛い中でも、あの頃の「頑張った自分」がいつも隣にいて優しく肩をたたいてくれる。応援してくれる。そういう「本物の成功体験」を今の子どもたちに、そして未来の大人たちにプレゼントしていくことが私たちの教育の在り方です。